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お知らせ

2021-10-10 14:07:00
コロナワクチン なぜ必要?
秋と言えば栗。その栗の実のトゲトゲのように、コロナウイルスの表面にはスパイクというトゲトゲがあります。栗のトゲトゲが皮膚に刺さるとケガをするように、ウイルスのトゲトゲ(スパイク)が私たちの上気道(のどや鼻)の細胞に刺さる(くっつく)ことでコロナにかかってしまうのです。ならば、スパイクの先っぽに何かを付けてしまえば細胞にくっつけませんよね。つまり、ワクチンは、この“何か”を体の中にいっぱい作って、コロナのスパイクにあらかじめそれをくっつけてしまうことなのです。そして、この“何か”を医学の世界では“抗体”と言い、アルファベットのYに似た形で表します。                               今一つ、“抗体”が持つ重要な働きがあります。そもそも私たちの体には、外から入ってきた異物をすばやく見つけてやっつけてしまう仕組みがあります。このとき、侵入してきた異物(この場合はコロナウイルス)に、なにか目印をくっつけておけば、私たちの体はコロナウイルスをよりすばやく発見し、それをやっつけてしまうことが出来るようになりますね。そして、その目印となるのがスパイクの先っぽにくっついた“抗体”なのです。                                                           コロナウイルスが私たちの体に入ってきたらすばやくやっつけてしまう、たとえやっつけそこなっても上気道の細胞にとりつけなくしてしまう、その働きをするのが“抗体”で、その“抗体”をあらかじめ体の中に作っておくために必要なのが、繰り返しますが、ワクチンなのです。                            確かに、ワクチン接種による副作用は無いとは言えませんが、それは、面倒だからと言って戸締りをしないのと同じで、泥棒さんに入られてからでは遅いのです。