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お知らせ

2021-06-03 18:12:00
お父さんやお母さんから「先生ってカゼひかんの?インフルエンザにかからんの…?」とよく質問されます。確かにそう言われてみればそうかな、と思っていたところ、最近『免疫学入門・最強の基礎知識』(遠山裕司著、集英社新書)という本が出版され、その中に、著名な外国の雑誌の論文なども参考にして、大略、以下のように書かれた記事がありました。『医療従事者は、診察時にマスクをしていても防ぎきれないほどの、でも発症するほどでもない程度の、ごくごくわずかな量のウイルスをいつも吸い込んでいるので、いつの間にか体の中にそのウイルスをやっつけるための免疫(抗体)が、予防接種をした時と同じように出来てしまうのではないか』と言うわけです。このことを疑問視する医師もいるとのことですが、「うん、なるほどね」とも思います。これもマスク効果の一つ(マスク越しの予防接種…?)かも知れませんね。